正月の初夢に見ると縁起がいいと言われている言葉に「一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)」というのがありますが、四以降もあるのをご存知でしたでしょうか?
縁起物の数え歌
勿体ぶってもあれなので、さっさと書いてしまいますが、
「四扇、五煙草、六座頭(しおうぎ、ごたばこ、ろくざとう)」
と続いているのです。
四扇、五煙草は「扇」と「タバコ」で分かるのですが、六の「座頭」って何なのか知らなかったので調べてみましたら、「剃髪した盲目の按摩師」とのこと。
Wikipediaには「座頭(ざとう)は、江戸期における盲人の階級の一つ。またこれより転じて按摩、鍼灸、琵琶法師などへの呼びかけとしても用いられた。」とありました。
それぞれの意味
そもそも「一富士 二鷹 三茄子」が何で縁起良いのかも謎ですが、これは諸説あるようですね。
一例を挙げると、富士は日本一の山、鷹は賢くて強い鳥、なすは事を「成す」というところから転じて、縁起がよいとのこと。
一富士(いちふじ)
「不死」「無事」に通じ、長寿や安全を願う気持ちが込められています。
二鷹 (にたか)
「高い」「貴い」に通じ、出世や上昇を意味します。また、力強く賢い鳥のイメージもあります。
三茄子 (さんなすび)
「成す」に通じ、物事が成就する、財を成す、子孫繁栄などを意味します。江戸時代には高価な「初物」として珍重されました。
四扇(しおうぎ)
扇は「末広がり」を意味しています。
五煙草(ごたばこ)
「煙草」は酒とともに祭りや祝い事など、人々が集う席には欠かせず、座の雰囲気を盛り上げたり、和ませたりするから。また、煙草の煙は上に上がるから縁起が良いとする所以もあるとのこと。
六座頭(ろくざとう)
「座頭」とは、琵琶法師の座に所属する剃髪した盲人のことを言い、『毛が無い』ことが転じて『怪我が無い』という縁起が良い意味に取れるとのこと。
ほとんど言葉遊びとか駄洒落の感がしますが、なるほどですね。
「盲目」で「座頭」といえば「座頭市」ですかね、やっぱり。
映画のタイトルの意味がようやくわかり、ちょっと得した気分になれました。


