【Windows】DOS窓(コマンドプロンプト)を使ってフォルダ内のファイル一覧をテキストファイルに出力する方法
2019/10/28
サブジェクトの通り、DOS窓(コマンドプロンプト)の「dir」コマンドを使って、ファイル一覧をテキストファイルに出力する方法です。
この機能が意外と便利で、これで作ったテキストをCD等のラベル用に印刷して、何が収録されているのかをひと目で分かるようにしておりました。
コマンドプロンプトのdirコマンドでファイル一覧テキストを作成する
こちらのマイドキュメントを例にしています。
まずはDOS窓の dir コマンドの基本。
何も指定せずにマイドキュメントの中を表示します。
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C:\Users\t********\Documents>dir ドライブ C のボリューム ラベルは OS です ボリューム シリアル番号は 929B-A348 です C:\Users\t*******a\Documents のディレクトリ 2013/12/07 19:39 <DIR> . 2013/12/07 19:39 <DIR> .. 2011/05/30 11:06 <DIR> Adobe Scripts 2011/09/05 11:41 <DIR> CravingExplorer 2011/08/31 14:32 <DIR> CyberLink 2013/06/28 14:47 <DIR> Downloaded Files 2011/08/29 10:01 <DIR> Emicsoft Studio 2013/03/21 18:39 236 gitignore_global.txt 2013/06/19 11:04 173 hgignore_global.txt 2011/06/17 09:32 <DIR> NTTDoCoMo 2011/07/19 16:32 <DIR> Outlook ファイル 2011/08/29 09:31 <DIR> Picture Motion Browser 2012/09/01 16:17 942 plus_color_16x16.png 2012/09/01 16:19 1,114 plus_color_24x24.png 2012/09/26 10:57 666,051 sc0000.png 5 個のファイル 668,516 バイト 10 個のディレクトリ 311,153,872,896 バイトの空き領域 |
日時、ディレクトリの場合は<DIR>、ファイルサイズ、ファイル名が並びます。
ファイル名のみにしたい時はオプションに、/B を。
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C:\Users\t********\Documents>dir /B Adobe Scripts CravingExplorer CyberLink Downloaded Files Emicsoft Studio gitignore_global.txt hgignore_global.txt NTTDoCoMo Outlook ファイル Picture Motion Browser plus_color_16x16.png plus_color_24x24.png sc0000.png |
めちゃシンプル。
ただ、ディレクトリなのかファイルなのか区別がつかなくなるのが注意点。
ディレクトリのみを表示したい場合は、オプションに /a:d をつけます。
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C:\Users\t********\Documents>dir /a:d ドライブ C のボリューム ラベルは OS です ボリューム シリアル番号は 929B-A348 です C:\Users\t********\Documents のディレクトリ 2013/12/07 19:39 <DIR> . 2013/12/07 19:39 <DIR> .. 2011/05/30 11:06 <DIR> Adobe Scripts 2011/09/05 11:41 <DIR> CravingExplorer 2011/08/31 14:32 <DIR> CyberLink 2013/06/28 14:47 <DIR> Downloaded Files 2011/08/29 10:01 <DIR> Emicsoft Studio 2011/06/17 09:32 <DIR> NTTDoCoMo 2011/07/19 16:32 <DIR> Outlook ファイル 2011/08/29 09:31 <DIR> Picture Motion Browser 0 個のファイル 0 バイト 13 個のディレクトリ 311,153,700,864 バイトの空き領域 |
まぁ、これぐらいのことはヘルプを見れば分かることなので、dir /? として、ヘルプを確認しましょう。
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C:\Users\t********>dir /? ディレクトリ中のファイルとサブディレクトリを一覧表示します。 DIR [ドライブ:][パス][ファイル名] [/A[[:]属性]] [/B] [/C] [/D] [/L] [/N] [/O[[:]ソート順]] [/P] [/Q] [/R] [/S] [/T[[:]タイムフィールド]] [/W] [/X] [/4] [ドライブ:][パス][ファイル名] 一覧表示するドライブ、ディレクトリ、またはファイルを指定します。 /A 指定された属性のファイルを表示します。 属性 D ディレクトリ R 読み取り専用 H 隠しファイル A アーカイブ S システム ファイル I 非インデックス対象ファイル L 再解析ポイント - その属性以外 /B ファイル名のみを表示します (見出しや要約が付きません)。 /C ファイル サイズを桁区切り表示します。これは 既定の設定です。/-C とすると桁区切り表示されません。 /D /W と同じですが、ファイルを列で並べ替えた一覧を表示します。 /L 小文字で表示します。 /N ファイル名を右端に表示する一覧形式を使用します。 /O ファイルを並べ替えて表示します。 ソート順 N 名前順 (アルファベット) S サイズ順 (小さい方から) E 拡張子順 (アルファベット) D 日時順 (古い方から) G グループ (ディレクトリから) - 降順 /P 1 画面ごとに停止して表示します。 /Q ファイルの所有者を表示します。 /R ファイルの代替データ ストリームを表示します。 /S 指定されたディレクトリおよびそのサブディレクトリのすべての ファイルを表示します。 /T どのタイム フィールドを表示するか、または並べ替えに使用するかを 指定します。 タイムフィールド C 作成 A 最終アクセス W 最終更新 /W ワイド一覧形式で表示します。 /X このオプションは MS-DOS 形式以外のファイル名に対する短い名前を 表示します。長い名前の前に短い名前を表示する点を除けば、 /N オプションと同じです。短い名前がない場合は、ブランクに なります。 /4 4 つの数字で年を表示します。 環境変数 DIRCMD にスイッチを設定できます。 /-W のように - (ハイフン) を前に付けると、そのスイッチは無効になります。 |
では、本題。
DIRコマンドでファイルの一覧をテキストファイルに出力。
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dir > ./filelist.txt |
これだけでOKです。
これで、コマンドを実行した階層に、ファイル一覧を書き込んだテキストファイルが新規作成されます。
オプションも効くので、先に上げた /B オプションをつけると、ファイル名、ディレクトリ名のみが出力されます。
さらに /S オプションをつけると、サブディレクトリもドリル式に全て一覧化してくれます。
最終的には、いつもこのようにして一覧を取得しています。
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dir /B /S > ./filelist.txt |
出来上がったファイルはこんな感じ。
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C:\Users\t********\Documents\Adobe Scripts C:\Users\t********\Documents\CravingExplorer C:\Users\t********\Documents\CyberLink C:\Users\t********\Documents\Downloaded Files C:\Users\t********\Documents\Emicsoft Studio C:\Users\t********\Documents\filelist.txt C:\Users\t********\Documents\gitignore_global.txt C:\Users\t********\Documents\hgignore_global.txt C:\Users\t********\Documents\NTTDoCoMo C:\Users\t********\Documents\Outlook ファイル C:\Users\t********\Documents\Picture Motion Browser C:\Users\t********\Documents\plus_color_16x16.png C:\Users\t********\Documents\plus_color_24x24.png C:\Users\t********\Documents\sc0000.png C:\Users\t********\Documents\CravingExplorer\download C:\Users\t********\Documents\CravingExplorer\download\mp3 C:\Users\t********\Documents\CravingExplorer\download\wav 以下略! |
テキストに出来たなら、あとは色々と利用できるので、なかなか便利だと思うのですが、どうでしょうか?