Obsidianの同期ツールRemotery Saveで同期が出来なくなったのを解決した方法

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昨年(2024年)12月に、ちょっとした事故からスマホを機種変更しないといけない事態に陥ったのですが、ちょうどそのあたりから、PCとスマホに導入している「Obsidian」というマークダウン形式でメモや文章を作成できるツールの同期が出来なくなっていることに今年に入ってから気づきました。

どうにかせねばと解決方法を探っていたのですが、今日になってようやく解決したのでその解決方法を紹介するとともに、再度同期が出来なくなった際の備忘録として残しておきたいと思います。

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そもそも「Obsidian」とは?

オブシディアン」と読むのですが、平たく言えば「Evernote」のようなツールと思っていただければよいかと思います。
まぁ、それだけだとさすがに投げっぱなしのような気もするので、もう少し詳細に。

Obsidianは、Markdown形式を使用した個人向けナレッジベース・ノート作成アプリケーションです。
2025年1月現在、Windows、macOS、Linux、Android、iOSで利用可能ですが、Webアプリは提供されていません。
主な特徴として、ローカルストレージへのデータ保存、内部リンク機能、グラフビューによるノート間の関係性の可視化があります。
また、プラグインやCSSによるカスタマイズが可能で、ユーザーのニーズに合わせて機能を拡張できます。

Obsidianは無料で利用可能ですが、高度な同期機能や商用利用には有料プランがあります。
セキュリティとプライバシーを重視し、ユーザーのデータ管理を尊重する点も特徴的です。

Obsidianの特徴と利点は

Obsidianは、個人向けのナレッジベース・ノート作成アプリケーションで、以下の特徴と利点があります

  1. ローカルストレージ
    データはローカルに保存され、プライバシーとセキュリティが確保されます。
  2. Markdown対応
    効率的なメモ作成が可能で、テキストの整形が直感的です。
  3. リンク機能
    ノート間を簡単にリンクでき、知識のネットワークを構築できます。
  4. グラフビュー
    ノート間の関係性を視覚化し、情報のパターンや関連性を把握できます。
  5. カスタマイズ性
    プラグインやCSSを使用して、機能や外観を自由にカスタマイズできます。
  6. 無料利用
    基本機能は無料で利用可能です。
  7. セカンドブレイン
    デジタルの力で知的生産活動を補強し、「第2の脳」として機能します。
  8. マルチプラットフォーム対応
    Windows、macOS、Linux、Android、iOSで利用可能です。

これらの特徴により、Obsidianは個人の知識管理や生産性向上に貢献する強力なツールとなっています。
と、上記のような特徴を持ったツールとなっています。

更に詳しいことを知りたい方はこちらの日本語ヘルプを一読するのをおすすめします。

ちなみにツールの名前にもなっている「Obsidian」とは「黒曜石」という意味で、アイコンもその通りの黒曜石を模したものになっています。

Remotely SaveプラグインとDropboxを使っての同期

Obsidian は先にも書きましたが、複数の端末に導入し、それをコミュニティプラグインと呼ばれるもののひとつである「Remotely Save」というプラグンを使用することで、端末間の同期を取ることができる機能を有しています。

Remotely Save」内の設定で、同期させるためのクラウドスペースとして、Dropboxを選択できるので、Dropboxを使用します。

ちなみに PC にもスマホにもアプリは入れず、WEB版のフリープランで問題ありません。
フリープランなのでアクセスできるのは3箇所に限定されますが、まぁ仕方ないと諦めましょう。

Remotely Saveプラグインの導入方法

導入方法の手順を記したポストを作成してみました。
参考にしてみてください。

Obsidianに『Remotely Save』を導入する方法を徹底解説!
Obsidianでクラウド同期を実現する「Remotely Save」の導入方法と設定手順をわかりやすく解説します。

また、私の場合は、①PC1、②PC2、③スマホというように、3台にインストールして使用していました。

Remotely Saveで同期できるよう回復させた方法

では、ここからが本題。
話は最初に戻るのですが、2024年12月にスマホの機種変更をしてから同期していないことに1月中旬に気づいた次第です。

週末の空き時間を利用して色々とと試していたのですが、かなり苦戦。
ChatGPT、Gemini、perplexity などを駆使して色々と試しましたが、さっぱりわからず。

同期用のプラグインの設定を見直すのはもちろん、削除して再度設定、Obsidianのキャッシュを削除、または思い切ってObsidianをアンインストールし、再度新規でインストールを行ったりと考えられる処置を施しましたが、全然うまくいきません。
終いには下記のようなメッセージが表示されるも、なんでそうなるのかが一向にわかりません。

Obsidianエラーメッセージ

Obsidianを開いている状態でShift + Ctrl + i キーの同時押して開発者ツールが開くのですが、そこで確認したエラーには

plugin:remotely-save:234 Error: “/obsidian vault/.obsidian/.obsidian” doesn’t starts with “/Obsidian Vault/”

というエラーメッセージが表示されていました。

確かに作成しているマークダウンファイルを保存しているフォルダへのパスは合っているのですが、.obsidian/.obsidian なんてフォルダは存在しない。。。。

「なんなんだ、これは??」

という状態だったのですが、試しに「Obsidian Vault」から違う名称にフォルダ名を変更してみると、Dropboxへは変更後のフォルダが作成され、ファイルのアップロードは成功している事に気づきました。
しかしその状態で新たにマークダウンファイルを作成した上で、2回目以降の同期を行うと同様のエラーメッセージが表示される状態。

何回かフォルダ名を変更して試していると

「これはもしかしてフォルダ名称が悪いのでは?」

と思い当たり、デフォルトで作成されていた「Obsidian Vault」(半角スペースあり)から「new_vault」(半角スペースなし)に変更して試してみるとこれが大正解!
見事、同期を行ってくれました。

腑に落ちないのが、それまでデフォルトの「Obsidian Vault」という名称のフォルダを使用していて同期できていたのがなんで突然、PC ⇔ Dropbox の同期が出来なくなったのかはさっぱりわかりませんが、ひとまず作成したマークダウンファイルの保存先の名称は半角小文字を使用することで同期できることはわかりました。

スマホのフォルダ名の変更も忘れずに

スマホにインストールしている Obsidian 用のフォルダ名も、PC版で変更した「new_vault」に変更するのを忘れずに行こないます。
でないとdropbox内の別フォルダ名へファイルをアップロードするだけになってしまいますのでご注意あれ。

恐らくですが、今回の機種変更でスマホの Docments フォルダの直下にObsidianデータが作成されていたのが引き金となって起こっていた可能性があります。
残念ながら機種変更前の機体はすでにこの世からおさらばしているので調べようがないのが残念ですが。。。

まとめ

今回の教訓。

  • PC版のObsidianの作成ファイルを収めるフォルダ名は、大文字アルファベットも、スペースも使わない形とする。
  • スマホ版のObisidianの場合も同様に、同期させたいPC版のObsidianのフォルダ名と合わせる

なんにしても数週間悩んでいた事がひとつ片付いたので良かったです。

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