【DIY】簡単修理、コイズミ照明リモコンの反応が悪い時の直し方・修理方法
コイズミの照明リモコンの反応が悪くなって、ちょいとムキー!!となることが多くなってきました。
電池を交換しても、ボタンを強く押さないと動作しない...。
そんな悩みを解決する簡単な修理方法を、実際の体験をもとに詳しく解説します。
家にある道具だけで無料で修理できる方法なので、ぜひ参考にしてください。
コイズミの照明リモコンの修理方法
1. 準備するもの
修理に必要な道具はわずか2つです。
- 精密ドライバー(マイナス)
- アルコールウェットティッシュ(今回はアルコール30%のものを使用しました)
2. コイズミ照明リモコンの分解手順
今回、バラして修理するのはこちらのリモコン。
結婚した時に購入したので18年ぐらい経っているはずです。
壊れることなく、よく保ってるな。。。
分解の手順
裏の電池カバーを外し単三電池を抜いて、「エイヤ!」とマイナスドライバーを差し込んでこじ開けていきます。
なお、この時に必ずリモコンに傷が入りますので、自己責任でお願いします。
私も一瞬だけ躊躇しましたが、照明本体が故障したら廃棄するだけで誰かに譲渡したりする訳でもないので、多少の傷は仕方ないかと思って作業しました。
思い切りが大切。
- 電池カバーを外し、電池を取り出す
- 精密ドライバー(マイナス)でケースをこじ開ける
- 注意:この作業でリモコンに傷が付きます
- ネジは使用されていないため、慎重にこじ開ける必要があります
基板の取り出し
ということで、カバーを外せました。
電池をセットする箇所にある螺旋状になっている針金に気をつけながら、基盤を外します。
- ケースを開けたら、電池接点の螺旋バネに注意しながら基板を取り出す
- 分解後の部品構成:
- 左 : ボタン用ゴム部品
- 中央 : リモコン基板
- 右 : 裏カバー
3. 修理方法(清掃手順)
アルコール清掃による接触改善
家にあったのがアルコールが30%含んだものだったで、今回はそいつを使用しました。
カメラが趣味な人や感染症に気をつけている家庭でしたら、もうちょっと良いものが有るかもしれませんね。
- アルコールウェットティッシュで基板を丁寧に拭く
- 特に接点部分を重点的に清掃
- 清掃後は自然乾燥させる
なお、最初は左に置いてあるボタン部品の丸い部分に対して、アルミテープを貼り付けることも考えたのですが、
あまりうまくいかなかったので、アルコールティッシュで清掃する第二案へ切り替えました。
なぜアルコール清掃が効果的か?
接触不良の改善にアルコール清掃が効果的な理由
- 経年劣化による接点の汚れを除去
- 酸化膜の除去効果
- 導電性の回復
4. 動作確認とまとめ
確認手順
- 基板を元の位置に戻す(CH1とCH2のスライドスイッチの方向に気をつけて)
- 電池を入れて動作確認(カバーは後付け)
- 正常動作確認後、カバーを取り付け
修理手順まとめ
まとめると以下のように4段階となります。
簡単!(ほんまかよ。。。)
- リモコン分解
- 基板取り出し
- アルコール清掃
- 組み立て・動作確認
注意事項
下記項目に気をつけてください。
- この修理方法は自己責任でお試しください
- リモコンに傷が付く可能性があります
- 修理効果を保証するものではありません
5.おまけ
アルコール清掃の思い出
アルコール清掃といえば、思い出すことがあります。
私がまだ専門学校に通っていた頃の話なのですが、当時は音楽を聞くのにはカセットテープ型のウォークマン(今の若い人は知らないでしょうねw)を使用していました。
ある時、イヤホンの抜き差しをしていたら雑音が入るようになったので、音響関係に明るかった学友に相談したところ、
イヤホンの3.5mmピンジャックをアルコール(もしかしたら無水エタノールだったかも?)で清掃できるキットが販売されているので、それで清掃すれば直るということを教えてくれました。
実際にそのようなキットを大阪の日本橋にあったソニーストアで購入して試したところ、見事に雑音がなくなりました。
要は接触不良が起こっていたわけなんですね。
その時は単純に「アルコールすげー!」と思っていただけですが、まさか30年後に同じようなことをするとは思ってもみませんでしたw