CentOSなどでのファイル管理の基本、パーミッションについて。
2014/05/21
FTPなどでアクセスした時にお世話になるパーミッションですが、とりあえず基本的なことをまとめてみたいと思いました。
パーミッション変更コマンド
ファイル、ディレクトリのパーミッションの変更は以下のコマンドで。
1 |
# chmod 755 filename(or dirname) |
chmodが命令。
755 とあるのが、パーミッションを数字で表したもの。
1桁目の7が、所有ユーザー読み書き実行可、
2桁目の5が、グループユーザー読み込み実行可、
3桁目の5が、その他のユーザー読み込み実行可、
という意味になります。
パーミッション調査のコマンド
UNIXコマンドの、 ls -al で表示すると、以下のようになります。
1 2 3 4 5 |
[root@localhost www]# ls -al drwxr-xr-x 5 root root 4096 6月 7 23:31 . drwxr-xr-x 22 root root 4096 9月 22 2011 .. -rwxr-xr-x 1 root hoge 86 6月 7 02:59 index.html -rw-r--r-- 1 root hoge 20 9月 22 2011 index.php |
index.html の一番左にある、10桁の記号のようなもの(-rwxr-xr-x)があります。
10桁の内、先頭行はディレクトリかどうかのフラグ(d か -)で、残りの9桁がパーミッションを表しています。
3桁で区切った2進数で表記されているので、rw- r-- r-- を数字に置き換えると、755 となります。
rが4、wが2、xが1 に相当。
2進数の内訳
2進数の内訳を図にするとこんな感じになります。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 |
RWX 0 : --- 1 : --x 2 : -w- 3 : -wx 4 : r-- 5 : r-x 6 : rw- 7 : rwx 421 R : 読み込み(Read) W : 書き込み(Write) X : 実行(eXec) |
CGIなどの読み・書き・実行可能形式の場合は 755(rw- r-- r--)、読み・書き可能なファイルの場合は 606(rw- --- rw-)などとします。