小川一水|天冥の標VIII ジャイアント・アークPART1 購入。
2014/06/03
楽しみにしまくっている、小川一水著「天冥の標VIII ジャイアント・アークPART1」を買ってきた!
天冥の標VIII ジャイアント・アークPART1
パラパラっと読んだら、カドム、アクリラと見覚えのある名前が。
遂に1巻の「メニー・メニー・シープ」に戻ってきたのか!
7巻がセレスの成り立ちだったので、なんとなく予想はしていましたが、それでも「ようやくここまで来たのか」という感慨でいっぱい。
1巻の最後がカドムもアクリラも絶望的な感じで終わったので、どう繋げるのかが非常に気になる所。
果たしてこの先、人類に未来はあるのか。
あー、早う読もう。
しかしこれが8巻ってことは、あと少なくとも(PART 2入れて)3冊待ってるってことなんですよね。
壮大過ぎる。
感想
読み終えたのでその感想。ネタバレ有りです。
咀嚼者・イサリ視点からの「メニー・メニー・シープ」上・下巻。
いわゆるBサイド的な内容。サブタイからして(B)でした。
色々と謎が解けつつあり、非常に面白かったです。
中でもエランカ・キドゥルー議員(大統領)とカドムに対するノルルスカインのセリフが気になりました。
カドムに対し『児玉家の末裔』。
フェオドール(ダッシュ)がセアキ家に伝わっており、そのカドム・セアキを指して「児玉家の末裔」って事は、やらいかなことこだまがそのままくっついた、って事になるのでしょうかね。
別の道を行ったものと想像していたので、ちょっと意外。
他方、一文ですが、エランカ・キドゥルーの描写
歴史書の多くの項目に居を占める西洋系ではない、風変わりな響きの名前を持ち、それを裏付ける浅黒い肌を、刺繍の入った巻帯に包んだ黒髪の女。
の部分。
わざわざ西洋系ではないと明示する意図はあるのか。
そのエランカとカドムが気が合うという描写もちょっと気になる所。
次のPart2では、ようやく「メニー」の続きが来ると思うと楽しみでなりません。
アクリラはどうなるのか。
さらに、地球から来たというアッシュとルッツは果たして何者なのか。
果たして地球人は絶滅していないのか、オムニフロラから逃れるのか、ミスチフは目的を果たせるのか、救世群と人類はどうなるのか。ノルルスカインはオムニフロラに勝利できるのか。
あー、はやく読みたい!
最後に、若干活字が大きな感じがしたのですが、気のせい?